浜北区小林に「はまきたボクシング&フィットネス」がオープン!運営企業とオーナーが語る地域の健康促進への想い
浜松市内の健康増進をビジョンに掲げる株式会社Activleが、「まちなかボクシング&フィットネス」に続く2店舗目をオープンしたというのでお邪魔してきました!
新たな拠点名は、「はまきたボクシング&フィットネス」。浜松市浜北区小林にある「小畑興業リノベーション団地」内に入居しています。
小畑興業リノベーション団地は、織物工場をリノベーションしたコワーキングスペースです。実際に行ってみるとニューヨークの下町風の施設で、「浜北にこんなカッコイイ施設があったのか!」と驚きました。
オーナーである小畑興業株式会社代表の小畑邦夫さん(以下、小畑さん)とActible代表の大庭宏之さん(以下、大庭さん)からお話を聞く機会をいただいたので、施設の魅力をお伝えしたいと思います。
織物工場をリノベーション!小畑興業リノベーション団地って、どんなところ?
▲大きなスクールバスは、キャンピングカーの修理工チームの持ち物
小畑興業リノベーション団地は、昭和25年の設立当時から立ち並んでいた工場や倉庫をリノベーションしたコワーキングスペース。敷地はかなり広く、10のテナントと住居スペースなどが同居しています。
テナントは、外構インテリアの会社さんから水道の設備屋さん、大工さんたちのグループまで。広いスペースを必要とする、建築系の会社が多いのが特徴です。
戦後に建てられた機織り工場の跡地というだけあって、のこぎり屋根がシックですね。デザインの参考は、ニューヨークの下町であるブルックリンだそう。古き良き時代を感じさせる、おしゃれな空間になっています。
はまきたボクシング&フィットネスが入居する、クラブ型スポーツジムの「フィットネスジム21」
北口の正門から入って奥に進むと、はまきたボクシング&フィットネスの入居スペースが見えてきました。こちらです!
建物入り口のサインが工場らしくてカッコイイです。区画の番号は「01」番。
この「01」番区画は、クラブ型スポーツジムの「フィットネスジム21」さんが借りています。はまきたボクシング&フィットネスは、その中のプログラムの1つとして、毎週金曜日に体幹トレーニングやボクシングの教室を開いているそう。
ちなみに、「フィットネスジム21」の運営は、ランニング教室で有名なTOMORUN(トモラン)さんです。現役・元アスリートのコーチが、マラソンやかけっこを教えてくれることで好評の会社ですね。
フィットネスジム21の基本の使い方
▲Actibleの大庭社長(写真左)とTOMORUNの中川社長(写真右)。2人が揃うと爽やか(笑)
基本的には、来た人が各自でトレーニングを行うスタイルだそうです。マシーンを使って筋トレをするもよし、フリースペースでマット運動をするのもよし、です。
自分ひとりでトレーニングなんてできないよ!という(私みたいな)人も安心してください。週2で駐在しているTOMORUNのトレーナーさんが、あなた専用のメニューを考案してくれます。
⇒TOMORUNコーチーの常駐スケジュールは、フィットネスジム21公式ブログからご確認いただけます。
◆営業時間は7:00~21:00で、定休日はなし。
◆月に5,000円(税込み)と、かなりうれしい価格設定。
友だちや家族と来る人も多いそうですよ。
お申し込み・問い合わせは、電話かフォームから。※初回のみ講習会の受講が必要です。
1.事務への直通電話:053-586-3048
2.エントリーフォーム(体験の申し込みもこちらから)
元A級プロボクサーが運営する「はまきたボクシング&フィットネス」でできること
元A級ライセンスのプロボクサーであり、日本の新人王を2名も輩出した実績をもつ大庭さん。そんな大庭さんが運営する「はまきたボクシング&フィットネス」では、マシンを使わず、体の自重を生かしたトレーニングをしてくれます。
トレーニングメニューは、体幹トレーニングとボクシング教室の2つ。「美」と「健康」の実現を重視し、しなやかでスタイリッシュな体を作るトレーニングです。
ボクシング教室は、毎週金曜日の19:00~20:00です。この時間帯はグループ参加になりますが、それ以外の日程ならマンツーマンレッスンも頼めるとのこと。
この広いスペースを生かすことで、さまざまなニーズに応えられるようになったそう。痩せたい人から健康になりたい人、本格的に運動したいアスリートの方まで、それぞれの希望を叶えるメニューを考案しています。
【料金】
グループトレーニング:5,000円/5回分チケット
パーソナルトレーニング:5,000円/1回・1時間
【入会費】
8,000円(初回入会時のみ)
【初回おためし体験会も随時開催!】
グループトレーニング:無料
パーソナルトレーニング:4,000円
※フィットネスジム21への入会は不要です。
※価格はすべて税込みです。
大庭さんのトレーニングに参加したい人やマンツーマンで指導を受けたい人は、以下の問い合わせフォームから直接ご連絡いただけます。初回体験会もこちらから申し込み可!
機織りメーカーから地域の「健康」を支える企業へ変身、小畑興業がフィールドを地域に貸し出す理由とは?
この小畑興業リノベーション団地を運営するのは、長らく機屋を営んできた小畑興業株式会社さん。株式会社にしたのは昭和25年だそうですが、創業自体はもっと昔だそう。現在は小畑 邦夫さん(以下、小畑さん)が、6代目の代表を務めています。
小畑さんから、小畑興業リノベーション団地ができた背景やここにかける想いをお聞きできました。以下にお伝えしたいと思います。
ーーまずは、小畑興業さんについて教えていただけますか。
小畑さん:小畑興業は昔ながらの織屋(はたや)です。織物工場を長らくやっていましたが、私の父の代で方向転換が必要になりました。平成に入るちょっと前くらいから、繊維産業が衰退しはじめたためです。
それから部品工場をやったり、空いた建屋を倉庫として使ってもらったりしていましたね。これまでに、いろんな会社さんがウチを借りてくれました。そんな事業を経て今は、「環境」と「再生」、「健康」をテーマに会社を経営しています。
ーー具体的にはどのような事業をしているのですか?
小畑さん:会社があるのが畑や山林の多い地域ですので、太陽光発電の事業に取り組んでいます。これは、会社のテーマでいうところの「環境」にあたります。
「再生」は、古くなったものを生き返らせて、再活用すること。それから「健康」は、地域の健康を増進すること。小畑興業リノベーション団地は、「再生」と「健康」のテーマに沿った事業です。
フィットネスジム21の入居まで約18年。最後まで悩んだ「01」区画について
ーー「01」区画について教えてください。最初にリノベーションをしたから、1番なのですか?
小畑さん:いえ、むしろ最後にリノベーションしたのが「01」区画でしたよ。実は、もともと筋トレのマシンが備え付けられていたので、貸り手が見つからずどうしようかと悩んでいたんです。
ーーどうして筋トレのマシンが設備されていたのですか?
小畑さん:今から20年近く前に、プロのボディビルトレーナーの方に貸していたからです。東京の大会で優勝経験もある方でした。その方が、「浜松にもボディビルを根付かせるためにジムをやらせてほしい」と頼んでこられたんです。
ところが、2年間ほど営業したあとに、彼は東京に戻ることになってしまって。ここの会員さんも多くいましたから、私が設備ごとジムを経営譲渡してもらったんです。
ーーそれであんなに本格的なマシンが揃っていたんですね。
小畑さん:そうですね。ただ会社経営とあわせて、ジムまで運営するのは難しかったですね。ほぞぼそと運営していたのですが......一時期は、建物を取り壊してリニューアルすることも考えました。
そんな中、とあるご縁でTOMORUNの中川社長にお会いさせていただいて。01番区画の有効活用を考えてもらって、今の形になりました。
中川さんがいろいろとアイデアを出してくれたおかげで、私もここを再生しようという気持ちになれたんです。その数カ月後に、中川さんが大庭さんを紹介してくれて......この「01区画」は、そうして再始動できた場所なんですよ。
▲サンドバックがあるのは、最初にジムを立ち上げたボディビルダーの方が格闘技も教えていた名残とのこと。「彼は、格闘技も好きだったんですよね」と、小畑さん。
浜北をますます健康で元気なまちに!小畑さんが語るフィットネス21の魅力とは?
ーーフィットネスジム21の特徴は何でしょうか?
小畑さん:ここの特徴は3つです。まずはマシン。それこそボディビルダーの体を作れるほどの機材が揃っています。筋トレが好きで、重量感のある筋肉を作りたい人には持ってこいの設備です。
その上で、個人個人にあったトレーニングメニューを、TOMORUNのコーチが考えてくれること。会費を払えば使い放題のジムなんですが、より効果とモチベーションを高めてもらうための工夫をTOMORUNさんがしてくれます。
また、元A級ライセンスで日本の新人王を2名も輩出した大庭さんから、ボクシングのレッスンが受けられるのも特徴です。ボクシングを習いたい人も増えているようで、たいへん好評ですよ。
そして、地域の健康を考えた場所であることです。家から歩いていけるくらいの近所に、気軽に運動できる場所があったらいいと思いませんか?そういう場所でありたいと思っています。
ーーこの地域がますます健康で元気になりますね。最後に、はまきたボクシング&フィットネスに期待することがあったら教えてください。
小畑さん:何よりもこのジムを知って、好きになってもらえたことを本当にありがたく思っています。そのうえで、これからこの地域にスポーツのよさを広めてもらえたらと思いますし、ここでの活動を浜松市の健康促進につなげていってほしいですね。
ーー貴重なお話をありがとうございました!
編集後記|
▲のこぎり屋根を建物内から見ると、窓から差し込む光がキラキラと輝きとても明るい
太平洋戦争が終わってから約5年後に建てられた、その当時の面影を残した空間。機織り機がずらりと並び、バッタンバッタンと布を織りあげる音が、今にも聞こえてきそうなほどでした。
何度でも場を「再生」し、浜松の「環境」と人々の「健康」を支えたいーー小畑さんの想いを受け継ぎ、この先もここで活動を続けていく人たちがいます。そんなテナントみなさんの仕事風景をそばで見ながら、ほほ笑む小畑さんの姿がとても印象的でした。
0コメント