ライターになったら早めに持っておきたい教科書本、3撰
コロナの影響で、在宅でできるWebライティングにチャレンジする人が増えたと聞きます。実際に、ランサーズをはじめとするクラウドソーシング上では、新規ライターさんの数が増えているようです。
駆け出しのころはとくに、記事作成のよりどころになる本があると嬉しいですよね。そこで、今日は、ライターになったら早めに持っておきたい教本を3冊ご紹介します。
どれも、私がライターになりたてのころ、先輩に勧められて購入した本です。文章作成の基本が体形的にまとめられており、今でもときどき読み返し、エッセンスを忘れないようにしています。
ライターになって間もない人も、これからライティングを始めようという人も、参考にしてもらえたら嬉しいです。
沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—
SEO対策の基礎からSEOライティングまでをこの1冊で
たくさんのライティング案件を手掛ける株式会社ウェブライダーの松尾代表によるSEOライティングの教本です。教本といっても、ストーリー形式で読みやすく、SEO対策の基礎からライティングまでを学べる良書です。
気になる本書のストーリーとは、老舗の温泉旅館「みやび屋」に訪れたピンチを、謎のWebマーケッター「ボーン・片桐」がSEOライティングの力で救うというもの。Webの初心者である若女将とその弟を、厳しくも愛のある言葉で検索結果1位の頂へと導きます。
39.9kgのパソコンを持ち歩いたり、サイトデータを引き出す際にセリフとポーズを決めるなど、ボーンの存在感はかなり濃いです(笑)。そんなボーンのキャラも手伝って、あっという間に読めてしまう1冊となっています。
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング
テンポよく書けるようになるために
毎月3,000本以上の記事を配信、1人の記者が1日に5~15本以上も書き上げるというニュースサイト「ナタリー」。そんなスピード重視のナタリー式メソッドが詰まった1冊です。
書けない原因は、書く前の準備にあり。文章作成のルールや読みやすさのためのテクニックも必修です。このナタリー式メソッドを押さえれば、素人からでもライターとして1日5本、10本書けるようになるとか。
構成の立て方から、明快かつ丁寧な文章表現まで。初心者ライターがぶち当たるテーマにあわせて、順を追ってライティングスキルを解説してくれる良書です。
記者ハンドブック 第13版 新聞用字用語集
正しい表記を確認するために
全国の加盟新聞各社にニュース記事を配信している共同新聞社が発行する、文章の記載ルールがまとまったハンドブック。漢字で書くのかひらがなで書くのか、外来語の正式名称など、正しい表記ルール記載されています。
例えば、「わかる」は、「分かる」のほかにも「判る・解る」と表現される場合があります。どれが正しい「わかる」なのか判断に迷うことがありますが、本書には「分かる」と統一表記することが書かれています。
新聞記者に限らず、業界関係者なら必携の1冊ではないでしょうか。案件によっては、本書に準拠した書き方を求められることもあります。表記に迷ったときのよりどころとなる1冊です。
※2020年8月現在の最新版は「第13版」になります。
おわりに
「書くことはあとからでも教えられるが、好きになることは教えられない」。これは、『新しい文章力の教室』著者の唐木元さんの言葉です。
ライティングは誰でも身に着けられるスキルです。正しい書き方を覚えて、たくさんの読者さんを魅了する文章を書いていきたいものですね。
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